「正しい立ち姿勢」を作ろう!

「正しい立ち姿勢」を作ろう!

歩く前にまずは、正しく立つことを習得しましょう。
これまでお話してきた事を踏まえながら「正しい立ち姿勢」を作ってみましょう!

正しく立つための大切なポイントは次の通りです。



①自然で楽に立てる幅に脚を広げて立ちます。

②足の向きを修正します。
⚠️ここ1番重要⚠️ 
まずは、かかと、母趾球(ぼしきゅう)、親指の腹3点に重心が乗るよう意識してください。
重心が乗ったら足の向きを正しい方向に修正していきます。
<ポイントは足の親指>
踵と拇趾球と親指に体重が乗った状態で
親指の腹に自然に1番体重が乗る向きがその人にとって正しい足の向きになります。
ハの字、逆ハの字、正面に向けたりと細かく調整してみてください。
親指が、身体を支えたり動作の時に大事な働きや役割が出来るようにしておきましょう。
「動物と親指」 読み直してみよう!

自分に合った向きが見つかったら膝と腰をゆるめ、背筋を伸ばします。
力を抜きすぎて膝が曲がらない様に気をつけてくださいね!

次に腕や肩を抜き、手首や指の関節もゆるめます。
※ 最初は力を抜く感覚を覚えるまで難しいですが、慣れると下半身がより安定してきます。
力が抜けない人は、逆に力を入れながら深呼吸をして息を深く吐きながら力を抜いてみてください。
力を抜く感覚を身に付けましょう。
「正しい立ち姿勢」 読み直してみよう!
 
④まで出来たら「理想の立ち方•歩き方 重心」でお話した重心の事を踏まえて脱力してみましょう!

これで正しい立ち姿勢が出来ました!



初めての方は正しい立ち姿勢を作ってまず「3分間立つ」ことを目標にします。
少しずつ時間を長くしていき、楽に20分間立つことができるようになれば、自然と正しい立ち姿勢が造れるようになっていると思います。

ただし、正しい姿勢を造って無理に立ち続けることはやめましょう。立つ動作は見た目以上にかなりのエネルギーを消費し、身体の関節、筋肉に負荷をかけます。気分が悪くなったりしたら、すぐに中止してください。もちろん、この立ち方をすぐに習得しようとして焦る必要はありません。初めから出来る人はほとんどいません。少しずつでよいので、正しい立ち方を身につけていきましょう。



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