身体 PartⅢ 「正しい姿勢」前編

前回は「重力と姿勢」「赤ちゃんのハイハイ」についてお話しました。
「正しい姿勢」は、筋肉をバランスよく発達させ、関節・骨への過剰な負荷を減らします。スポーツをしている人であればパワーを最大限に引き出す事が出来ます。そして、正しい姿勢から行うトレーニングはダイエット、スポーツ、健康など自己実現への近道だと確信しております。
子供の頃、親や先生に「姿勢が悪い」と注意を受けたことがありませんか?でもなぜ姿勢が悪いと注意されるのでしょうか?理由がわかると納得することができます。

「重力と姿勢」で、人間は二足歩行に進化しさらに頭を垂直に乗せることで脳が発達できたことをお話しました。姿勢が良いと脳の働きを向上させ、姿勢が悪いと脳の働きを低下させてしまいます。何をするにも姿勢というものが大きく関わって来るということです。
日常生活の中では、「姿勢が悪い」と骨格・筋肉・内臓などに余計な負担がかかります。これが原因で、歳を重ねるとともに身体に悪影響が出てきます。腰痛・肩こりの多くは、姿勢の悪さが一因と考えられます。
「正しい姿勢」は、身体にかかる負担が少なく、内臓の働きもスムーズになります。また、背すじを伸ばすことで、全身に適度な緊張感がいきわたり、ゆるんだ筋肉を引き締めることができます。普段から正しい姿勢を意識して「強く、美しく、しなやかな身体」を手にいれましょう。

「悪い姿勢」

「猫背・反り腰・ガニ股」などはよく見かける姿勢です。これらの姿勢はその人にとって楽かもしれませんが、身体的に悪影響を及ぼし、姿勢の歪みや捻れは歳を重ねるごとに身体的な症状として現れます。また大人になってから「正しい姿勢」を身につけようとしても時間がかかってしまいます。

「姿勢と勉強」

先ほど、授業中などで姿勢が悪いと先生に注意された経験についてお話しました。実は、姿勢は勉強に大きく影響を及ぼしています。
正しい姿勢で勉強することは、身体への負担を減らし、疲れにくく、集中力が持続し、頭の回転を良くするなどのメリットがあります。ぜひ、お子さんに指導する時は、このような理由があることを念頭に声をかけてあげてください。もちろん勉強だけでなくスポーツやデスクワーク何にでも同じことが言えます。
悪い姿勢が身に付いた身体はなかなか修正ができません。なぜ!?それは重力に抵抗しつつ楽な姿勢を自分で作り上げてしまったからです。正しい姿勢の恩恵はたくさんあり、ダイエット、スポーツ、健康など自己実現へ必要不可欠なものです。


悪い姿勢による身体の影響
⚫頭痛
⚫首こり・肩こり
⚫背中痛
⚫視力低下
⚫︎集中力低下
⚫自律神経失調
⚫動悸
⚫胃腸不調 胃痛・吐き気・下痢・便秘
⚫腰痛 膝痛 
⚫イライラ


「姿勢を治したい!」

それは決して遅くはありません。
まずは悪い姿勢を覚えてしまった硬く歪んだ身体に柔軟性を持たせ、血行が良い身体造りからしていきましょう。1人でも可能な身体をリセットする方法やトレーニングをここでご紹介します(詳しいトレーニング方法については今後、順を追ってご説明いたします)。
※注意すること※
「正しい姿勢」を無理やり作り維持しようとすると身体に大きな負担がかかり、腰痛や膝痛など身体的症状が現れてしまいます。まずは急に「正しい姿勢」をするのではなく、ストレッチやウォーキングで「血行の良い」「柔らかい」身体造りから目指しましょう。
「正しい姿勢partⅢ後編」「ウォーキング」について、次の回でお話します。


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