強いアーチを作るために【浮き指】
私はトレーニングや施術の前に必ず足の状態を診ます。
実は9割の人に扁平足、開張足、外反母趾、タコ、魚の目、足底腱膜炎と言ったような足のトラブルの症状がみられます。
そのほとんどの方は一見立ち姿勢が良く見えていても体を揺らしながら歩いたり走ったりする特徴が見られます。
そのほとんどの方にみられる共通点としてもっとも多く見かけるのが「浮き指」です。
【浮き指とは…】
①親指の爪の根本より先端が上側、内側に反っている状態(外反母趾、内反小趾も浮き指の一つ)
②親指、人差し指、中指、薬指、小指一本又は複数が浮いている状態
③正面から見て地面に指の腹が接していない状態
(ハンマートゥーも浮き指の一つ)
というように浮き指の状態というのは、
言葉の通り指が浮いている状態で踵や拇趾球、小趾球ばかりで歩いていて指を使ってしっかりと踏み込んだり、蹴り出したりして歩行ができていないため、正しい立ち姿勢や正しい歩き方ができなくなっているのです。
浮き指だと身体のあちこちに「痛み」や「疲れ」といった傾向が出てきてしまいます。
さらに、この9割の人の足はあちこちのアーチが崩れ、ほとんどの方が複数の足の症状の悩みを持っています。
それではなぜ浮き指が増えていっているのでしょうか?
大きく関係しているのは生活習慣としての社会全体の環境変化にあります。
車社会になり運動不足になっているのはもとより、身の回りのほとんどが便利な物で囲まれています。便利すぎるが故に身体は楽を覚え至る所が衰えて退化していきます。
また育児に関しても同じ事が言えます。
親御さんの中には「早く歩ける方がいい」と思っていらっしゃる方もいますが、これはトレーナーとしての観点からすると間違いです。
0歳時期の発達段階である「原始反射」を経て「ずりバイ」や「ハイハイ」、「高バイ」を十分にする事で足や身体が造られます。
最近の子はこれらをあまりせずにつかまり立ちをして歩き出してしまう子が多いようですが、その時々で必要な事をさせる事が重要です。
周りの子と比べて焦る必要はありません。その子のペースで基礎造りをしっかりさせてあげて欲しいと思います。
さらに足に関してもう一つ言えば靴です。
デザイン性重視で足に良くない靴も多く、おしゃれな靴がたくさん出回っていることで足のアーチが崩れる原因の一つです。
こうした周りの環境が、足指の力を低下させ指をつかわない浮き指を生み出してしまう原因となっているのが現状です。
まずアーチを造る基礎の部分として手足の指の力がとても重要です。
「身体の力点と源を探ろう!」でもお話させて頂いております。もう一度読み直してみましょう。
BUNGO式手・足トレーニング(握力)なども参考にしながら握力、握る力、指の力を付けてください。
次は足(浮き指)をチェックしてみよう!
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