BUNGOgym 【歪み】メカニズム

歪むメカニズム

これまで「歪みⅠ、Ⅱ」で身体の歪みとは何か理解出来たと思います。
歪むメカニズムと言っても例をあげるとキリがありません。歪みは「十人十色」10人いたら10人とも違います。そのぐらい複雑です。
ここでは身体が歪むメカニズムについて一つの例を出してお話しようと思います。



「歪み」の定義

身体全体・部位・筋肉(内臓も含む)・骨関節・靭帯などの関節周囲にある組織にはそれぞれの役割や動きがあります。その役割や動き、形が出来なくなっている状態


主な「歪み」原因

●原因1 筋肉の緊張
普段しない格好や動き、いつも以上の負荷をかけるなど同じような動作を長時間行うなど
筋肉の疲労によって緊張が生まれます。可動域は一時的に低下してしまいますが、それは筋肉の緊張によるものです。

●原因2 筋肉の萎縮
動かない、動かせない筋肉など。
筋肉は使わなければ衰えます。筋肉を構成する筋線維が細く短くなっていきます。

●原因3 負傷の影響
普段の動作〜普段しないような動作の中での負傷、ケガによる負傷、病気などでの負傷負傷のケースは沢山あります。
筋肉、関節、靭帯、関節包などの組織が損傷してしまう事によって硬くなり動きにくくなってしまいます。組織同士の癒着や組織の肥厚(腫れて厚くなる)など、少なからず何かしら変化が起きています。

●原因4 外的要因による影響
外的要因には気温、湿度、気圧、朝、夜、雨、風、あげたらキリはありませんが自分でコントロール出来ない要因です。
寒さであれば血流に影響し血行を滞らせます。寒さは筋肉を硬直させます。
※血行は酸素や栄養を全身に届けます。筋肉、骨などに蓄積した老廃物や疲労物質など流してくれる役割、働きがあります。


「歪み」メカニズム

①上記の原因1又は2を繰り返して筋肉の役割、働き(関節を支える)が出来なくなった事にしましょう。
②➀のせいで関節は負傷してしまいます。
そうする事で、どこかが補おうとします。
今回は負傷した関節自身が➀により働きが出来なくなった筋肉のかわりに身体を支えます。
③➀➁を繰り返す事で関節は更に固まり可動域が制限されていくため、関節を支える役割の筋肉は必要がなくなります。
筋肉の役割、働きが必要なくなれば筋肉は衰え弱くなります。
④関節には関節の役割働きがありますが、固まってしまったため関節は本来の働きが出来なくなりその役割を身体のどこかが補います。

①→②→③→④をくり返して個の歪みが増えていきます。
更に個々の歪みから身体全体の歪みを大きくし複雑化させてしまうのです。


身体の「歪み」を感じるのはどんな人?

●同じ姿勢でいることが多い人
長時間のスマホやデスクワークなど仕事や勉強で同じ姿勢を続けることが多い人は、筋肉を動かす機会が少なく筋肉が萎縮し歪みに繋がります。普段から運動する事を心がけてみてください。たとえ仕事で身体を動かしている人でも、いつも同じ動きを繰り返していることで疲労により筋肉は緊張してしまいます。

●運動前後のケア不足
日頃から運動をしている人で、運動前後での身体のケアが不十分であると疲労が蓄積してしまい緊張状態になります。
ストレッチ、マッサージなど身体のケアを行うことは、筋肉の疲労を改善することともに本来の役割や働きを取り戻す事が出来ます。


「歪み」の原因の多くは、生活習慣にあります。身体に「歪み」を感じる人は、まず生活スタイルから見直してみましょう。


次回予告「良い立ち姿勢」「正しい立ち姿勢」とは?



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