~episode2~座学(知的トレーニング)

~episode2~座学(知的トレーニング)


~はじまり~
 
BUNGOがトレーナーとして仕事に行き着くまでの過程の中に、様々な経験や発見、出会いがあり、それが学びへと繋がり今の自分という形が出来上がったと思っています。

今回は、トレーナーとして皆さんのWellness(目的)に合わせた身体造りに対して、自信を持ってサポートが提供できるようになったはじまりのお話をしていきます。

blogでも少しお話させて頂きましたが、私がこの仕事を始めるターニングポイントとなった出来事は、私自身がケガをしてしまった所からはじまります。

病院に行っても原因は分からず、いくつかの接骨院や鍼、気功など良いと勧められたものは遠くても治療を受けに行きました。

中々良くならずこの先真っ暗な時、、、私のその後を左右する整体師の方との出会いがありました。

その方の施術を初めて受けた時、小さな希望の光が見えたのを覚えています。

たった1回の施術で、「これで原因不明のケガが良くなるんだ」ということが直感で分かり、私の心に衝撃を与えました。

私自身スポーツが得意で、どんな競技でもそつなくこなせる方なのですが、ある程度無理な動きも無意識に出来てしまっていた為、その反動が原因不明のケガという形で身体に信号を出していたことが、そこでようやく判明したのです。

その方の所に通うにつれて、自身の身体というのを知り、向き合う事が出来るようになってきたことで整体というものに興味を持つようにもなりました。

整体について学びたい!とその方に懇願した結果、その熱意を汲んでいただき、何も知らない私のために毎週1時間〜1時間半ほどの時間をわざわざ割き、整体について丁寧に教えてくださいました。

皆さんの思う整体のイメージってどんなイメージがありますか?

・マッサージ
・ボキボキ、痛そう
・身体の歪みを治してくれる所
・気の流れなどなど…

様々なイメージがあると思います。
学びの最初は座学からはじまりました。

1番最初に言われた事は『頭の先からつま先までそして細胞、更に細かく細分化した分子や粒子、元素に至るまで身体の構造と仕組みをとにかく知ることが「せいたい」なんだよ』

せいたい・・・整体、正体、静態、生態、声帯、聖体、成体、政体...etc

そして『 身体のしくみを知れば、自ずと「せいたい」がみえるようになり、それに対しての最善の整体(整えるためのアプローチ)の方法がみえてくる』でした。

臓器のしくみや細胞、筋肉の細やかなところまでそんなに関係してるの?と思うかもしれませんが、これはとても大切な事で、長くこの仕事をしていて身体の仕組みを理解する事は私の仕事である整体、トレーニングにとっての基礎基本であり、その重要性は常に実感させられます。


「身体の仕組みを理解し、それぞれの働きや役割が分からなければアプローチの方法の是非は問えない」が師匠の言葉でした。

この時まだ中学3年生の私は、先生の言っている意味が完全には理解出来ていませんでしたが、興味のある勉強をさせてもらえている喜びと楽しさに加えて、時間の余裕もあり、今に繋がる知識と技術の基礎を徹底的に仕込んで頂けた事には感謝しかありません。


整体を学ぶという事はとても難しい事のようにも思えると思いますが、根本的なところ実は単純なんです。

整体とは…
自分の身体と向き合うこと。
そのために、身体について学びそれぞれが持つ目的に合わせて生活習慣を見直したり整えて行くことです。

身体の構造的な基礎基本を知り、これまで相当な方の身体を施術させて頂いた経験が私の身体にデータとして蓄積され、トレーニングや整体をする上でのものさしになり、より的確なアドバイスやアプローチを可能にしてるのだと思います。

『自分を知る』身体の構造仕組みを知るということは身体造りにおいての基礎基本であり、皆さんに学んで欲しい部分でもあります。。。




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