トレーニングにおけるルーの法則・3つの原理

トレーニングにおける法則・原理・原則

有効なトレーニングを行う上で基礎でもあり重要になる「法則」「3つの原理」「5つの原則」があります。

今回は「法則と3つの原理」についてお話しします。

トレーニングは、様々な刺激により、身体の適応を利用し機能及び組織を向上させ、能力を高めることを目的としています。

では、どのような刺激が効果的にトレーニングの成果をあげるのでしょうか。
そこには「法則・原理・原則」があり
それを理解した上でトレーニングを行うことが重要になります。


理解をしてトレーニングする事への関わり方は皆同じです。
•まだ知らない方
•これからトレーニングを始める方
•トレーニング上級者
•スポーツ選手など…

さまざまなライフスタイルの中でトレーニングをする全ての方は、ここでお話する事をしっかりと理解し実践して欲しいと思います。

【ルーの法則】


ドイツのヴェルヘルム・ルーという学者が提唱した法則


「筋肉は使わなければ退化し、適度に使えば維持・発達するが、過度に使えば障害を起こす」


身体づくりをする上でトレーニングの基本となる考え方・トレーニング・食事・休養をする事が、「ルーの三原則」と言って、重要な三大要素になっています。


【トレーニングの三大原理】


現代のトレーニングで用いられている「トレーニングの三大原理」「ルーの三原則」そのままです。

ルーの法則をよりわかりやすく説明しているのが以下の三つの原理です。

[3つの原理]


①過負荷の原理(オーバーロード)


日常かけている一定以上の負荷を身体に与えることで、機能が向上するという原理、これを「過負荷の原理(オーバーロード)」といいます。

また、トレーニングをしていてもいつも同じ負荷では、カラダが刺激になれてしまうため効果が現れにくくなります。

つまり「いつもと同じ」では同じ結果しか出ないということです。
慣れてきたらいつもより少し負荷を上げてトレーニングをすることも必要です。


②特異性の原理


トレーニングで刺激した機能(内容)にだけ効果が現れるという原理です。

これを「特異性の原則」といいます。
身体は課せられた刺激に対して特異的に適応するというもので、トレーニングで鍛えていない能力が伸びることはない、ということです。
どんな目的であれ、目的に合った正しいやり方を行う必要があります。
トレーニング効果はそのトレーニングの内容により、特異的に向上するので、やり方によって効果が変わります。
筋力トレーニングを行う場合には、競技特性を考えた上でどこの筋肉をどのような動作で鍛えるのかを考えなければトレーニング効果は望めません。
細かいところまで見てみると可動域であったり、角度、回数、重量など、競技スポーツをやっている人はそのトレーニングが競技にどう活かされるのか、その種目が競技のどの能力を伸ばすものなのかも考慮してくてはいけません。


③可逆性の原理


トレーニングで得られた効果も、やめてしまうと徐々に失われてしまうという原理です。これを「可逆性の原理」といいます。

トレーニング効果は、トレーニング継続中は向上又は維持されるが、中断すると徐々に失われていき、トレーニング期間が長ければ失われていく速度は遅く、短ければそれだけ早くなります。
体力や体型を維持するためには、トレーニングを継続して長く行っていく必要があります。
自分に合った適切な運動を地道に長く続けることの大切さを表しています。


以上がトレーニングの3つの原理です。

次は「5つの原則」についてお話します。



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