「食事 PartⅡ フィトケミカル」

フィトケミカル(phytochemical)

フィト =植物

ケミカル=化学成分


フィトケミカルとは、植物が紫外線や昆虫、ウイルス、菌など、植物にとって有害なものから体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの化学成分のことを言います。


多くのフィトケミカルには強い抗酸化作用があると言われているため、過剰な活性酸素を除去し、免疫力を高める働きがあると言われています。


フィトケミカルはミネラル、ビタミン、食物繊維、水のような必須栄養素ではないものの、身体にとって良い作用をするため、健康を維持するためにはぜひ摂取したい重要な成分です。


私達には普段から欠かせない食材である

『野菜や果物、海藻などは身体に良い』

とよく聞かれる言葉。


ここでは目で見て楽しめるだけではなく野菜や果物、海藻の色が持つ効能,機能成分がどのようなものなのか詳しくみていきましょう。

その種類は大きくわけて5つに分けられます

ポリフェノール

植物の色素やアクの成分で抗酸化作用があり多くは水溶性で吸収されやすいです。

●アントシアニン
ブルーベリー
なす 
赤シソ

含硫化合物

刺激のある香りや苦味が特徴
抗酸化力があるとされ血行 血流改善 強い殺菌作用もあります。

●スルフォラファン
ブロッコリー 
キャベツ
イソチアシネート
大根 
わさび
アリシン
ニンニク
玉ねぎ  
ネギ

カロテノイド

緑黄色野菜の色素成分の総称で、抗酸化作用があります。

●カロテン
にんじん
かぼちゃ 

●リコピン
トマト 
すいか
あんず

●ルテイン
黄色の色素成分で、Bクリプトキサンチンが含まれます。
温州みかん
ぽんかん

多糖類

海藻やきのこ根菜類に多く含まれています。

●炭水化物の一種
フコダイン・・海藻類
Bグルカン・・きのこ類
イヌリン・・・ごぼう 玉ねぎ

テルペン類

ハーブや柑橘類などの特有の香りと苦味成分

効能
抗酸化作用
生活習慣病予防
抗うつ作用


フィトケミカルは遺伝子に傷をつけるヒドロキシラジカルという活性酸素の発生を抑えたり、免疫細胞を増やしたり活性化する働きがあります。
身体の酸化や老化防止、がん予防風邪やウイルスなどの免疫をあげるためにもなるべく多くのフィトケミカルを取り入れる食事を摂るのが好ましいです。


効果的なとり方

●色々な種類の色(食品)を摂るように意識することで、自然と栄養素をまんべんなく摂ることができます。

●フィトケミカルは熱にも強い成分なので、加熱が可能な食材なら加熱することで成分が取り出しやすくなります。

●果物は皮付きで食べれるものは皮付きで食べると効果的です。


フィトケミカルは数万種存在するとも言われており健康に良い働きをしてくれますが、それぞれ持つ働きが異なるので組み合わせて取ることでより一層効果が期待できます。


まとめ

流行のウイルスや菌に負けない強い身体をつくるためには、抗酸化作用の強いフィトケミカルを含む食材を食べて免疫力をアップさせていきたいものです。

その為にもバランスのとれた「食事」「運動」「睡眠」を日頃から心がけて生活していきましょう。


BUNGOgym

Official BUNGOgym THE Wellness Innovation BUNGOgymの 技術だからできる 高パフォーマンスな身体づくり