「食事 PartⅡ 糖質」
糖質
糖質とは、人がエネルギーとして使える三大栄養素のひとつで、たんぱく質、脂質に並ぶエネルギー産生栄養素です。
糖質は、炭素と水素の化合物で、消化されてエネルギー源となります。
人間の全エネルギーの20%近くを消費するのが「脳」です。
通常時、脳のエネルギー源は「ブドウ糖」だけで、脳は安静時で 1日120g、1時間にすると5g もの「ブドウ糖」を消費します。
「ブドウ糖」が不足すると、頭がぼーっとして、集中力・やる気に欠けたり、イライラしたり、思考能力が低下したりします。 不足しないように適切に補給する必要があります。
不足すると、エネルギー不足による疲労感や集中力の減少が見られ、また、ブドウ糖が必要な脳・神経で供給不足が起こると、意識障害を起こすこともあります。
また糖質の過剰摂取でエネルギーとして消費できないものは、少量はグリコーゲンとして筋肉や肝臓の中に、残りはは中性脂肪として蓄積します。
糖質の種類
糖質を分類すると、大きく分けて糖類・少糖類・多糖類の3種類に分かれます。
糖類について
〇単糖が1個の単糖類
アルドース(アルデヒド基)を持つ単糖類
・ブドウ糖(グルコース)・・・エネルギーの源
・ガラクトース
ケトース(ケトン基)を持つ単糖類
〇単糖が2個結合した二糖類
・麦芽糖・・・水飴の甘み成分
・ショ糖・・・砂糖の主成分
・乳糖・・・母乳や牛乳
・単糖の結合が少ないので、吸収が早い
〇少糖類ついて
[単糖が3~9個結合したもの]
・オリゴ糖
※人の消化酵素では分解されない
※エネルギー源になりにくい
・血糖値をほとんど上げない
・整腸作用や腸内細菌を増やす作用
〇多糖類ついて
[たくさんの単糖が結合したもの]
・でんぷんやグリコーゲン
植物が太陽エネルギー、水、二酸化炭素から作り出す炭水化物であり、肝臓や筋肉に蓄えられます。エネルギーが過剰に必要となる緊急事態に備えます。
糖質摂取に欠かせない炭水化物
炭水化物(糖質)とは
糖質+食物繊維=炭水化物
炭水化物は、エネルギーとして使われる糖質と身体の調子を整える食物繊維が含まれる食物です。
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糖質だけでは意味がない!?
糖質とは、ビタミンB群をとらなければ体内で代謝されずエネルギーとして使う事が出来ません。
身体にやさしい糖類
砂糖の弊害は、肥満、虫歯、骨が弱くなる、精神面への悪影響などなど、たくさん言われております。
「羅漢果糖(らかんかとう)」
をお勧めしています。
羅漢果は甘味成分の腸吸収がほとんどなく、すい臓にも負担をかけません。
紅茶やコーヒーに入れて普通の砂糖と同じように使え、もちろん料理に使っても、とても美味しく食べられますので、楽しく砂糖を減らしていけます。
精製された白砂糖以外の糖分には、羅漢果の他にもメープルシュガー、玄米水飴、黒糖、蜂蜜などいろいろありますが、どれも羅漢果に比べると腸吸収率が 高いため、お勧めはできません。
ただし白砂糖を摂るよりは、他の糖類を摂るほうが明らかにいいと言えます。
栄養バランスのとれた食事は健康な体を作るために欠かせません。
私たちが生きていくための「基礎」作りと言っても過言ではありません。
食事の栄養素はバランスよく摂取することで効果的に働きます。
健康な体でいるためには毎日の積み重ねが大切になります。
《7大栄養素》
●脂質(Fat matter)
●糖質(Glucide)
●たんぱく質(Protein)
●ミネラル(Mineral)
●ビタミン(Vitamin)
●食物繊維繊維(Dietary fiber)
●水(Water)
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