「食事PartⅠ ②胃腸を整える」
「食事PartⅠ ②胃腸を整える」
胃腸を整えるポイント
「食事」
今まで「身体・心の健康」「身体PartⅠ~Ⅲ」で姿勢を整えることや規則正しい生活についてはお話しました。姿勢を整えるための運動(ウォーキング)だけでも胃腸を整える手助けになり、睡眠を取ることで胃腸の働きを活発にさせることができます。
腸内環境が整っていなければいくら良い食物を摂取したところで半減してしまいます。
ここでは、食事で「胃腸を整える」ポイントをご紹介します。
〇口から食べる
~咀嚼する~
食べることは、口やあごを動かす以外にも唾液の分泌が促し、胃腸の働きがスムーズになったり、各部の筋肉など多くの身体機能を使うので、全身に良い影響を与えます。
特に噛むことは、脳の活性化につながります。美味しいものを食べたときの味や匂いの記憶は、そのときの状況とともに記憶され、同じ味に出会ったときに、その当時の状況を思い出すことがあるといわれるほど、食べることは脳に大きな影響を与えます。
咀嚼は、「脳」「全身」に刺激を与え下記のような効果があります。
• 胃腸の働き促進
• 噛む力
• 生活習慣病の予防
• 足腰の力
• がん予防
• 歯周病予防
etc...
〇発酵食品を摂る
~善玉菌を増やすため~
◎善玉菌の役割◎
腸内環境を酸性に保ち悪玉菌の増殖を抑える
腸のぜん動運動を活発して便通を良くする
免疫細胞に刺激を与える
肥満を防ぐ短鎖脂肪酸を生成する
乳酸菌…便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌の増殖を抑制し、腸の免疫力アップにも効果があるといわれています。
乳酸菌が含まれる食品には、納豆や漬物、ヨーグルト、チーズなど。
麹菌…血行促進や代謝アップが期待できます。特に麹菌の吸収率が高い食品は、「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒です。
酢酸菌…腸内のバランスを整え、便秘解消や食欲増進、血液をサラサラにするといわれています。
酵母菌…腸内で善玉菌として働き、悪玉菌を抑制して腸内環境を整えます。
〇食物繊維を摂る
腸の蠕動運動を活発にして便通を整え、 善玉菌のエサとなります。大便のもととなります。
〇オリゴ糖を摂る
小腸で吸収されにくく、善玉菌のビフィズス菌のエサとなります。乳酸菌の働きのサポートをします。
〇食後は休憩をとる
食べ物を消化するためには胃や腸に多くの血液が必要です。しかし、食後すぐに体を動かすと、消化に要する血液が手足の筋肉などにいってしまい、胃や腸の働きが低下してしまいます。
次回は「胃腸を整える② 運動」についてご説明します。
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