口腔と消化

◉口腔(こうくう)のはたらき

 口腔は、消化管の入り口で、食物をかむ(咀嚼:そしゃく)、味わう(味覚)、飲み込む(嚥下:えんげ)といった働きをもっています。

 口腔底の下方には顎下腺(がくかせん)や舌下腺(ぜっかせん)といった唾液腺があり、口腔底にはこれらの唾液腺からの排泄管(はいせつかん)が開いていて、唾液(つば)が出てきます。

唾液は、口腔内でのかみ砕きや飲み込みを助け、食物を消化させやすくするほか、口腔内を洗浄して、清潔を保ちます。

また、唾液は体液の量に応じて唾液の分泌量を加減し、体内の水分量を調節する働きもあります。

口腔は、呼吸や声とも関係していて、特に声の場合は、声帯(せいたい)で生じた音を、口腔、くちびる、舌、軟口蓋(なんこうがい)の形や容積を変えて、声(語音)に変える構音という働きもしています。


◉口腔と消化


♢唾液と消化♢


食べ物や飲み物の『消化』は口の中に入った時から始まっています。

『消化』とは…  食べ物のかたまりを細かく噛み砕き、消化液による化学反応によって栄養素の成分を体内に吸収出来るまで細かく分解していくことです。

『唾液』とは…口の中に分泌される消化液


『唾液』は1日におよそ1~1.5リットルも分泌されています。常に一定量が分泌されているわけではなく食事の時に多く分泌されます。

食事の時の分泌量は1分間に4ミリリットル程度です


♢唾液はどこから作られているの?♢


唾液は左右の耳の下や舌の下などにある『唾液腺』という器官によって作られます。


△唾液は影の救世主??△

『唾液の役割』とは・・・

①歯で細かくすり潰された食べ物と唾液を混ぜることで柔らかくして喉と胃を通りやすくすること。
唾液には粘り気のあるタンパク質(ムチン)が含まれており、食べ物と混ざることで食道を進む潤滑剤になります。

②ご飯やパンなどに含まれる『炭水化物』の分解。
唾液の中には『アミラーゼ』という消化酵素
が含まれています。

消化酵素とは…
特定の栄養素を分解する機能を持ったタンパク質の事です。
(炭水化物)は糖がいくつも繋がった構造をしていて、『アミラーゼ』はその糖の繋がりを切断し、炭水化物を分解する働きがあります。

③歯の間に残った食べかすを洗い流しながら殺菌作用のあるタンパク質(リゾチーム)で細菌の繁殖を防ぎ口の中の清潔を保ちます。
口内のPH(ピーエイチ)を中性にして虫歯を防いだり、口の動きをなめらかにして言葉を発しやすくする働きもあります。


♢唾液は反射的に分泌される♢


こんな事ありませんか?

リラックスしている時はスムーズに食事が出来ますが緊張している時は食事が喉を通りにくい…なんて事が…。
私たちの身体の作りは正直なんです。

緊張すると唾液量は減り、タンパク質が増えるので口の中はネバネバになります。
食事の通りをよくしてくれる唾液の働きは脳も関係しているので身体に現れてしまうのですね…。

♢旅のはじまりは食べ物を口にしたその時から~♢


口から入った食べ物の旅はまだまだ始まったばかりです。

身体の栄養となってくれるまでにはここから長い道のりを経て吸収、そして排泄というゴールにたどりつけるのです。

身体のしくみにも注目して頂き、皆さんの基礎基本をベストな状態に保てるように『知る』という事の大切さを皆さんに伝えていければと思っています。
今後は旅の途中に立ち寄る様々な部位についてもお話していきます。


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