自重トレーニングとは

「自重トレーニング」とは


自重トレーニングとは、名前の通り自分の体重を負荷にして行うトレーニング方法です。

基本的にダンベルなどのウエイトを使わないで行う自重トレーニングは、ウエイトトレーニングではないと誤解している人もいますが、英語で表記すると•••。


BodyWeightTrainning

ボディーウエイトトレーニング

自重トレーニング


自重をウエイトとして鍛える立派なウエイトトレーニングの一種に分類されるレジスタンストレーニングとなります。

身体一つで、年齢•性別問わず時間や場所を気にする事なく気軽に取り組めます。
また取り組みやすさだけではなく、メニューの種類も豊富なため、身体全体の筋肉に対して幅広いアプロ―チを可能とします。

トレーニング初心者から上級者になっても欠かす事の出来ない重要トレーニングとなります。

自重トレーニングの目的(メリット)


自重トレーニングの目的(メリット)を4つ紹介していきます。
しっかりと目的を把握して取り組む事で、自重トレーニングへのモチベーションも上がります!


■①自分の身体を支える力を養える


人間は2足歩行の生き物で、複雑な動きの中で自分の体重を支えながら姿勢を保っています。

トレーニング機器(マシンなど)を使ってのトレーニングでは、自分の体重を支える必要がありません。

そのため特定の部位を鍛えるには適していますが、身体の一部をシートに預けておくことで主動筋と連動して動く共同筋(拮抗筋、中和筋、安定筋、固定筋)が鍛えられません。

自重トレーニングはこの基本能力を養う事が出来ます。


■②身体の動きがよくなる


マシンでのトレーニングは単関節運動と言って、1つの関節に作用させるものが多く、狙った筋肉だけを重点的に鍛えるトレーニングが中心になります。

単関節運動に対して、自重トレーニングの多くは2つ以上の関節の動きを伴う多関節運動となります。

1つの関節よりも複数の関節を連動させて筋肉を鍛える事で、全体の動きのバランスが取れ、自重トレーニングをしているうちに身体全体の動きが良くなります。



■③日常生活やスポーツ競技に近い感覚でのトレーニング


自重トレーニングは自身の体重をウエイトとしているため、全身に作用する種目がほとんどです。

スポーツ競技に近い感覚で筋肉を鍛えることができ、筋肉と筋肉の連動性を高めます。

腕、肩、胸など上半身を鍛えて、重いダンベルやバーベルを持ち上げられたとしても、片脚スクワットが出来ない人は数多く見受けられます。

一見シンプルに見える片脚スクワットですが、筋力の他に体幹、筋肉の連動性などのボディーバランス、神経など様々な要素必要です。

これらの要素は人間の合理的な動作に即しており、日常生活やスポーツ競技に生かすという意味においては合理的な動きの自重トレーニングはレジスタンストレーニングをする全ての人には欠かせません。


■④全身バランスよく鍛えられる


スポーツ選手〜競技など行っていない一般の方も日常生活で行う動作によって一番適切な筋肉のつき方へと自然とバランスが取れていきます。

筋肉はその人の生活の中で必要な分だけが身につきます。

自重トレーニングも然りです。負荷は自分の体重なので、人間として設計されている本来の筋肉を鍛える事が出来ます。

スポーツ競技によっては、使用する筋肉は大体決まっているため、トレーニング内容もそれぞれの競技に特化したトレーニングメニューが組まれます。

自重トレーニングで多関節運動をこなす事で身体全体の機能や能力をバランス良く鍛える事が出来ます。

一部の筋肥大も良いのですが、身体は全体のバランスが重要なので、その辺りを意識して頂けたらと思います。



◇トレーニングの効果を高めるためには


トレーニングの効果を高めるためには、トレーニングをする目的に、短期、中期目標をあらかじめ設定します。


その上でトレーニングの方法や効果を理解したトレーニングに取り組みましょう。

 

鍛えたい動きや筋肉を意識せずにトレーニングをしてしまうと、ボディバランスが崩れたり、筋肉に良い刺激を入れることが出来ないないため、効果が薄れてしまいます。

 

効果を高めるために各トレーニングメニューには、どのような効果やメリットがあるのかまで把握しておくことで、より理想的な身体に造ることができます。



★まとめ★

今回は自重トレーニングとは、目的(メリット)についてお話しさせて頂きました。


自重トレーニングの可能性は無限大で、全ての人にとって欠かせないものだという事がお分かり頂けたかと思います。

お話しした事を頭に置きながらトレーニングに励むことで、理想的な身体が造れます。

 
ただし、効果的なトレーニングをするためには、正しいトレーニングフォームや回数、頻度、レベルに応じたトレーニングの難易度が必要になるため徐々にマスターしながら、自重トレーニングを極めていきましょう。


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