「食事PartⅡ ①栄養素の働き」

「食事PartⅡ ①栄養素の働き」

栄養素の働き

栄養素は、食べ物の中に含まれているさまざまな物質のうち、人間のからだに必要不可欠な成分の事をいいます(五大栄養素)。食品中の栄養素は、身体の中に吸収された結果、次のような3つの大きな働きをします。


1.エネルギー源になる

2.体の組織(筋肉、血液、骨など)をつくる

3.体の調子を整える

1.エネルギーになるもの

エネルギーになるものは主に糖質(炭水化物)・脂質ですが、糖質の摂取量が足りないと、たんぱく質が分解されてエネルギー源となります。安静にしていても臓器を動かすなど、生命を維持するためにはエネルギーが必要です。また活動量が多いほど、たくさんのエネルギーが使われます。


~1口メモ~

炭水化物:人間は1日に摂取するエネルギー量のうち、50~60%を炭水化物からとることが望ましいと言われています。


糖質:糖類の中でもブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源であり、身体に欠かすことのできません。


2.からだをつくるもの

筋肉や髪や爪などをつくるたんぱく質、骨や歯をつくるミネラルのほか、細胞膜などをつくる脂質の3つです。中でもたんぱく質は身体のすべての部分をつくることに関係しています。


~1口メモ~

たんぱく質:重要な栄養素ですが体内に貯蔵しておくことができません。そのため毎日の食事が大切になります。


脂質:エネルギーとして消費されなかった分は、皮下脂肪や内蔵脂肪として蓄えられ、体温の維持や臓器の保護として役立ちます。


3.からだの調子を整えるもの

ビタミンとミネラルです。体温を調節したり、体内で必要な物質をつくったり、神経の働きに関わるなど、身体の状態を一定に保つために大事な栄養素です。ビタミンの一部を除いては体内でつくることができない物質なので食事からとり入れなければなりません。


~1口メモ~

ミネラル:人間の体内に存在する鉱物のこと。身体の機能の恒常性や健康維持にのために働くとても重要な栄養素です。


ビタミン:他の栄養素がしっかり働けるようサポートするのがビタミンの大切な役目です。


食事に含まれる栄養素はそれぞれが重要な役割を持っています。ちょっと気にしてあげるだけでも、普段よりバランスのある食事に変化していきます。 


栄養素はすべて身体に必要なものです。

トレーニングやダイエット中の方で「炭水化物は食べない」などの言葉をよく聞きます。ボクシングのような体重別のスポーツ、ボディービル、競技により短期間で絶対に減量しないといけない人たちは別ですが、ダイエットやトレーニングをしていく中で食べなくていい栄養素や不要な栄養素はありません。これは一般人もアスリート達も同じです。 


ダイエットもトレーニングも、適切な運動とバランスの取れた食事によって効果が現れます。将来的なことを考えると「全ての栄養素をバランスよく効果的に摂取すること」は身体にとって大切なことなのです。 


次は5大栄養素プラス2「7大栄養素」についてさらに詳しくお話します。



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