膵臓(すいぞう)

膵臓(すいぞう)


膵臓は胃の後ろにあり、重さは約60~70g、長さは15cm~20cm程の横に長い臓器になります。

膵頭(すいとう)部、膵体(すいたい)部、膵尾(すいび)部、の三つに分けられます。



◻️膵臓の仕組み◻️


膵頭部
右側の部分で、太く十二指腸に囲まれる形で包まれています。

膵尾部
左側の部分で、細長くなっています。
末端は、脾臓とつながっています。

膵体部
膵頭部と膵尾部の間の事を言います。


◻️膵臓の働き◻️


膵臓には大きく分けて、【外分泌機能】と【内分泌機能】の2つの働きがあります。

【外分泌機能】


▹食べた物の消化(消化酵素の分泌)

膵臓で作られる膵液は、消化液の中で最も重要と言われる働きをしています。

性質は、重炭酸イオン 弱アルカリ性の液体

1日の分泌量は約500~800mlで、胃から出る強い胃酸を中和しながら、消化酵素で消化を助けています。

▹代表的な膵酵素

①膵アミラーゼ 糖質を分解

②トリプシン タンパク質を分解

③膵リパーゼ 脂肪を分解

膵液は膵管を通って十二指腸へと向かいます。

【内分泌機能】


血液中に直接ホルモンを分泌することです。

ホルモンは身体の標的部位の働きに影響を与える化学物質の事です。

▹膵臓はホルモンによって糖をエネルギーへ変える働きをしています。


膵臓には、島の形状をしたランゲルハンス島と呼ばれる内分泌の細胞群により、糖のコントロールをしています。

その数は100~160万個程あります。

①インスリン B細胞 血糖値を下げる

②グルカゴン A細胞 血糖値を上げる

③ソマトスタチン D細胞 ①と②の抑制

④膵ポリペプチド 胆嚢を広げる

インスリンとグルカゴンは反対の作用を持ちますが、協力して働いています。

その割合の70%がB細胞(インスリン)が占めており、20%はA細胞(グルカゴン)2%は2つの作用の抑制をし、残りの8%で胆嚢を広げる割合になっています。

⚠︎身体を助けてくれる機能に異常がでると、自身の身体を傷つけてしまう状態を作ってしまいます。

膵臓の異常


膵液は、消化を助ける消化酵素ですが、その消化酵素により膵臓自体が消化されてしまう病気を「急性膵炎」といいます。


激しい腹痛と吐き気、発熱、背中まで痛みを感じる事もあります。

2大原因は「アルコール」と「胆石」と言われています。

内分泌の異常


膵臓の内分泌機能、70%を占めているインスリンの働きが不十分になり、血液中を流れる血糖が増えてしまう事を糖尿病といいます。

糖尿病にも種類がありますが、現代病とも言われている二型糖尿病は、国内でも糖尿病の大多数を占めており、環境的な要素に大きく左右されます。

糖尿病は様々な臓器と合併症を引き起こす可能性があるので今一度自身と向き合う時間を作って頂けたらと思います。

食生活の欧米化や運動不足など日頃の生活習慣で思い当たる事はないですか…?


◻️まとめ◻️


BUNGOgymでは、筋トレばかりがトレーニングではなく、学びも『トレーニングだよ!』食事も『トレーニングだよ!』とお伝えさせて頂いています。

身体を知る事は食事の大切さを知る事に繋がります。

「あれはダメ、これはダメ」と我慢する気持ちで食事制限するのではなく。。。

身体の基本構造を知ってもらう事で、自身にとって必要な食事とは何かを考えてもらい継続していく事が重要です。


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